どうも、らこです。今週も週次ミーティングの内容を噛み砕いて紹介します。
4/11 週次ミーティング
コアライブラリの変更
Angular 2のコア部分に2つ大きな変更があります。
1つ目は、テンプレートのコンパイルやDIの解決、Change Detectionなどのコア機能を静的コード生成に委ねるようにする変更です。
この変更によりパフォーマンスが格段に改善されるとともに、アプリケーションのデプロイ時のサイズを削減することができます。
2つ目はbootstrapの方法が変わり、ツリーシェイキングやデッドコードの削除が可能になります。
Angular Material 2
Angular Material 2のAlpha.2がリリースされました。
今後のリリース予定についてはGitHubのマイルストーンで確認できます。
Milestones - angular/material2
ドキュメンテーション
今後もドキュメンテーションの拡充を進めていきます。「Why Angular?」というコンテンツが追加される予定で、
ドキュメンテーションのランディングページも改善されます。
また、モバイル向けの情報やプラットフォームなどにより細かくサブドメインを分けます。
angular.ioには新しく次のドキュメントが追加されています。
周辺ツール
スタイルガイド
John Papaがスタイルガイドの開発をMinko Gechevらと進めています。
Angular CLI
スタイルガイドをもとにコードのブループリントを実装しています。
その次にはオフラインテンプレートコンパイルとの連携を実装します。
Batarangle
Batarangleはもうすぐ正式リリースされます。
コンポーネントやDI、ルートの可視化ができます。
Language Services
TypeScriptのLanguage Servicesで、Angular 2のテンプレート内の入力補完を可能にする計画です。
そのために必要なコンポーネントメタデータの抽出はすでにtboschが実装を終えており、
次はそのデータをエディターで使えるようにする段階です。
- Tracking: Language services provide intellisense for Angular 2 templates · Issue #7482 · angular/angular
- TypeScript extensibility · Issue #6508 · Microsoft/TypeScript
ngLint
Minko GechevがAngular 2のlinterを開発しています。
Language Serviceと統合することでコマンドラインやIDE上にメッセージを表示できるようになります。
Router
Finalリリースに向けて幾つかのAPIの変更が行われます。
将来的に、コードの分割と遅延読み込みが自動的に行えるようになります。
APIを今よりシンプルにして混乱を避けるようにし、クリティカルなバグを取り除きます。
Animation
まもなくngAnimate2の最初のリリースが行われる予定です。
i18n
文字列抽出とngPluralディレクティブが実装されています。
残りは実装した機能を実際に使いやすくするステップです。
ただし残りの作業は最初のコアの変更にブロックされています。
TypeScript @ Google
GoogleもTypeScriptの開発に協力しているようで、そのチームによる最初の成果がプロダクションに入るようです。
モバイル
Angular 2を使ってProgressive Web Appを作りやすくするようにするのが目的の取り組みです。
まずはGitHub管理アプリをサンプルとして開発中です。
計画ではその成果をng-confとGoogle I/Oで紹介する予定です。
これらについてはmobile.angular.ioで別サイトとして独立したコンテンツになります。
Marcy Sutton
Marcy SuttonさんがMountain Viewに来るのでアクセシビリティについてAngularチームとミートアップするようです。
また、アクセシビリティについてのクックブックを作成中です。
Angular CLI
Hansがデザインドキュメントを作成中です。
次のバージョンではng1からのマイグレーションにも対応するようです。
てんこもりの内容でした。ng-confに向けてどんどん開発が加速しています。今週のbeta.15もてんこもりの内容になりそうなので、要チェックです。